2008-01-01から1年間の記事一覧

12月22日

明日で下北沢公演も千秋楽です。今年は8月の田上パルをきっかけに、幸運にも才能あふれる演出家の方々とお芝居をご一緒することができて、とても有意義な1年となりました。来年も死にものぐるいで(極貧生活で)演劇したいと思いますので、どうぞよろしく…

12月7日〜9日

いわき公演が無事に終了しました。いよいよ来週からスズナリ公演です。公演情報は下の方です。 ■12月7日 冒険王 午前4時30分の高速バスでいわきから東京へ戻る。午前9時に自宅に到着して、日の照った居間でストーブとテレビをつけっぱなしのまま仮眠。午…

11月28日〜30日

いろんな意味で余裕のない日々が続いています。 ■11月30日 モンキービジネス 柴田元幸による新訳の『ナイン・ストーリーズ』が「モンキービジネス」にまるまる掲載されていると聞き、遅ればせながら購入。読んでいる最中に「モンキービジネス」の次号が発売…

11月22日

引っ越しは無事に終わりまして、次はこんな芝居に出演します。 劇団桃唄309 『おやすみ、おじさん3 - 草の子、見えずの雪ふる』 ■戯曲・演出:長谷基弘 ■日時・会場 2008年12月6日(土):福島/いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場 2008年12月17日(水)〜23日…

11月8日〜13日

明日はいよいよ引っ越しです。引っ越し先でのインターネット接続に時間がかかりそうなので、もしかしたら当分更新できないかもしれません。それにしても今週は悪夢のような一週間で、月曜日に観た岡崎藝術座の『リズム三兄妹』までは最高だったんですが、次…

11月4日〜5日

多摩川劇場『川のある町に住んでいた』は無事に終了しました。ご来場くださったみなさま、どうもありがとうございました。初めての方々との芝居作りでいくぶん緊張しましたが、多摩川をピクニックしたり、理想の町の絵を描いたり、蒲田名物の羽つき餃子を食…

10月31日〜11月1日

前回の日記で「引っ越しすることになりました」と書いたけど、それからだいぶ経ちますが、いまだに引っ越ししていません。まだ2週間もあります。なので食べ納めとかいって感慨深げに食べたラーメンも、ついこないだ、また食べちゃいました。たぶん2週間もあ…

10月17日〜19日

突然ですが、引っ越しすることになりました、といっても、別に「突然ですが」とわざわざ断る必要もない個人的なことですが、大学上京から6年間ずっと住みつづけた場所をついに、それもいささか急に決断をしたので、ひとりで勝手にあたふたしています。大学…

10月15日

11月2日、3日に3人のアーティストによる3つのパフォーマンスを同時上演する、夢のような、三両編成の電車が多摩川線を走ります。そのうちの一つに出演します。 多摩川アートライン2008 「多摩川劇場」参加作品「川のある町に住んでいた」私の町には川があっ…

9月16日〜30日

『ラ・マレア 横浜』本番を迎えました。なんだか吉田町はお祭りムードで、今まで演劇では味わったことがないような幸福感に浸りながら演技をしています。偉大なスタッフの方々のおかげです。あと先走って報告すると、来月の頭に青年団演出部の柴幸男さんの『…

9月9日〜13日

突然ですが告知です。10月の頭に横浜でアルゼンチンの演出家で劇作家のマリアーノ・ペンソッティさんの市街劇に出演することになりました。 ラ・マレア 横浜 夜更け_路上に浮かび上がるパフォーマンス 重なり合う9つのショートストーリー ■日時:2008年10…

8月25日〜9月6日

前回、日記形式はそろそろやめると書きましたが、秋から冬にかけてまた忙しくなりそうなので、そしてなにより日記形式以外の書き方を忘れてしまったので、このまま行くことにしました。 ■8月27日 ベンヤミン 石川忠司『衆生の倫理』読了。心につねに大久保と…

8月15日〜17日

芝居も終わって余裕のある日常が戻りつつあるので、こういう日記形式もそろそろやめようかと思います。 ■8月15日 お盆休み 芝居が終われば感傷的になるのは毎回のことだけど、今回は肉体的な疲れがそれを助長する。しかも今がお盆休みというのもでかい。朝は…

7月28日〜8月4日

更新していない間に芝居は初日があけて、今日が3日目。本番までの日々を綴ります。 ■7月28日 神武天皇 今回の芝居は祈祷師役なので髭を伸ばし放題にしていて、だからバイト先では「何の役なの?ホームレス?キリスト?」とけっこうな頻度で尋ねられるんだけ…

7月21日

今まで「自分塾、自分塾」と自宅で一人で稽古することを薦めるかのようなことを書いてきたけど、それは稽古場での時間を有意義に使いたいからで、当然のことながら共演者とのアンサンブルがなによりも重要。だから「自分塾」といっても、自宅で一人で考えた…

7月10日〜16日

芝居の稽古は順調に進んでいて、台詞覚えという初歩的な作業も終えて、台詞と身体の関係についてあれこれ悩んでいる段階。芝居は基本的に台詞を手がかりに立ち上がるけれど、それはきっかけに過ぎなくて、ある段階に到達すると、身体を自由に動かしながら台…

6月30日〜7月4日

引き続き、8月の芝居に向けた稽古メモです。 ■6月30日 筋トレ この日くらいから筋トレを始めるかどうか迷っていて、この日記を書いている現在は7月3日なわけだけど、いまだに迷いつづけている、というか、正直にいえば面倒くさいだけ。演じることと筋トレが…

6月24日〜26日

最近、なかなか更新できていなくて、これからも更新が途切れがちになりそうなのは、突然ですが、芝居に出演することになったからです。なので腰を落ち着けてブログを書く時間がとれなさそうなので、それに本も読めてないし映画も観れていないので、これから…

煙に巻いて死んでいった

昨日は映画ばかりを観た日曜日だったけど、その前の日曜日は横浜にある神奈川近代文学館『生誕80年 澁澤龍彦回顧展 ここちよいサロン』へ。本屋の河出文庫の棚の一角を占める、怪奇的で魅惑的なオーラを放つ澁澤龍彦の存在はだいぶ前から気になってはいた…

愛しの過剰

昨日はタランティーノの『デス・プルーフ in グラインドハウス』(2回目)をDVDで。やっぱりラストはメチャクチャ笑えるし、前半の延々とつづく無駄話には、2回目にして、温泉につかるような心地よさを感じた。前半の舞台はタランティーノ自身が店主役を演…

つげ義春の歩き方

そういえば、先週の金曜日の通勤時に人生で初めて財布をなくした。気づいたのは改札を出ようとしたときで焦ったのはもちろんのこと、それとは関係なく腹が痛くもあったので輪をかけて焦りまくった。どこで財布を落としたのか見当もつかなかないので、とりあ…

だったら黙っているか、にもかかわらず喋るか

一昨日くらいに、突然、Webサイト制作に目覚め、BiND for WebLiFEの体験版をダウンロードし、連日夜更かししながら作業に励んで、やっと今日そこそこのものが完成したんだけど、最後の最後でなぜかサーバーにアップロードすることができず、いろいろと試行錯…

Zoo Zoo Scene(ずうずうしい)

先週末は野毛山動物園で『Zoo Zoo Scene(ずうずうしい)』(誤意訳・演出/中野成樹) を観る。動物園で『動物園物語』を上演するという、例のあれ。3時半からの動物園ツアーにはバイトの都合で参加できず、4時半からの公演のみの参加。会場に向かうがてら…

ナンセンスな世界を生きる

やっと読んだ。「楢山節考」は前々から読もうと思っていた小説のひとつで、直接的な引き金は「居残りドリル」のエントリーだった。独特のリズムとユーモアのある文体がすごくて、一語一語を読み飛ばさないようにゆっくりと読む姿勢は、昨日のスティーヴン・…

骸骨乗組員

土曜日は雨だったので、よく眠った。夜に母親が来る。母親は月1で織り物やら編み物やらの講習を東京に受けに来ていて、都合が合えば稀にうちに泊まりに来るんだけど、やっぱりこの日に来るということは意識下に「母の日」があってのことだったんだと思う。…

ヨク隠レシ者ハヨク生キシナリ

図書館で借りた種村季弘著「雨の日はソファで散歩」を読む。中でも面白かったのは「幻の同居人」という江戸川乱歩について書かれたエッセイで、なぜそのエッセイに反応したかといえば、江戸川乱歩と引きこもりを照らし合わせる箇所に、ちょっと他人事ではな…

マウンテンデューとダニエル・ジョンストン

数日前に観た「悪魔とダニエル・ジョンストン」の影響でマウンテンデューにハマっている。それは伝説のシンガーソングライターであるダニエル・ジョンストンのドキュメンタリー映画なんだけど、彼は幼少時からすでに多才なアーティストで、8ミリで映画を撮…

鈴木先生のタイプ

よくファッション雑誌のモデルなんかを見て「誰がいい? 誰がいい?」と好みのタイプを言い合って「ありえない!」と爆笑したり「だよな!」と握手したり、っていう光景が学生の間ではよく見られるけど、昔からあれが苦手だった。単純に恥ずかしかったのもあ…

関内の二郎

夕方は横浜にあるZAIMで急な坂スタジオ主催のマンスリーアートカフェへ。 仕事帰り早めに横浜についたので、伊勢佐木町方面へ向かいガッツリ食べれて時間をつぶせるカフェかなんかを探す。いまはなぜか三島由紀夫の「近代能楽集」を読んでいる、といってもそ…

幕張のおU

休日は幕張の浜へ。駅から海へ歩いて向かう途中に「おU」という、とても気持ち良さそうなポーズをとった女性の像があった。なぜ「おU」という名なのかは家に帰ってからインターネットを駆使してもわからないままだ。「おU」の像を過ぎ、林とまではいかな…