1月8日〜13日

1月の観劇予定は、サンプルの『伝記』とtoiの『四色の色鉛筆があれば』です。あと1月の終わりから2月の初めにかけて横浜で開催される『We dance』は、とても豪華な出演者なのでとても興味をそそられます。

1月8日 中央図書館

バイト帰りに横浜の中央図書館で次に出演する『火の顔』の戯曲を借りてたら、次の次の『キレなかった14才』で共演する山崎さんにばったりと出くわす。急な坂に用事があったようだ。それにしても野毛から桜木町付近は演劇関係者の遭遇率はけっこう高い。

1月9日 青山一丁目

まさか自分がこんな目に合うとはなぁ…。凍てつく雨の中、激しく道に迷う。青山一丁目で演劇関係の無料イベントがあると聞き、バイト帰りに電車で1時間かけて青山一丁目まで行き、雨の中を40分間ほど住宅地を迷ったあげく、そのまま帰ってくる。地図をプリントアウトしておいたのにもかかわらず…。こんなにも自分が地図を読めない男だとは知らなかった。いま思いおこせば、地図に書かれた通りに「青山一丁目駅4番出口」を出た時点で、すでにここがどこであるかを見失ってたもんな。たぶん地図がデザインに凝りすぎててだいぶ簡略化されてたからだと思う。デザインめ。結局は同じ場所をぐるぐる回り、いつしか地図は雨で読みとれなくなり、どこかもわからない場所で久々に深い敗北感を味わった。

1月13日 ジャ・ジャンクー

ジャ・ジャンクー『世界』をDVDで見る。まだジャ・ジャンクーの映画は『世界』と『長江哀歌』しか見てないけど、すごい監督だなぁ。大好きかも。物語の風景である世界が確固と存在してて、見てる間じゅう、ずっとその世界に圧倒されっぱなし。まず中国の風景が圧倒的というのもあるかもしれないけど、その絶大な豊かさをフレームに収めつつ独自の世界観を展開させるジャ・ジャンクーの手腕はやっぱりすごい。今までいろんな映画を見てきたけど、こんなにも映画特有のリアリティーを実感したことってあんまりないんじゃないか、とすら思ってしまうほど。